バレンタインにチョコにあわせて贈りたい
日本酒10選

更新日2022.2.8

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2月の風物詩ともいえるバレンタイン。今年は伝統文化に敬意を込め、チョコレートに合う日本酒を添えて贈ってみてはいかがでしょうか。
バレンタインにぴったりな個性豊かな日本酒を、おすすめのチョコレートペアリングとともにご紹介。贈った日本酒の先には、盃を傾けながら過ごす心和む時間が待っています。プレゼントする相手の笑顔を想像し、選ぶ時間も楽しいもの。とっておきの1本を贈ることで、記憶に刻まれる2022年のバレンタインをお過ごしください。

風の森 ALPHA TYPE 2
「この上なき華」

享保4年(1719年)、それまで営んできた製油業から酒造業へ転じる際、酒造りに欠かせない良質の水を求めて現在の地に蔵を築きました。以来300余年もの間、日本清酒発祥の地といわれる奈良の地で、先人の技術に敬意を払いつつ独自の開発を重ねたエッジの効いた酒造りを続けています。「ALPHA」は、従来の「風の森」の枠を超えて目標を定め、独創的な技術で日本酒の可能性を追求するシリーズです。地元の風の森峠を囲むように広がる水田で栽培される酒米「秋津穂」を全量使用し、そのポテンシャルを追求。22%まで磨き上げた贅沢な「この上なき華」は、これまでの低精白とは一線を画し、非常になめらかな質感で、爽やかな果実や花を思わせる香り。近いニュアンスのフローラルな香り漂うチョコレートと共に、花束を贈るような感覚で。

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月山
スパークリングクラウド

日本一柔らかいであろう硬度0.3の超軟水を仕込み水に用いる吉田酒造。江戸時代広瀬藩の歴代藩主が愛飲し「不昧流茶道」で最高の水とされた「お茶の水井戸」を復元した貴重なものです。超軟水は、香りや味を引き出すという特性がある一方、酒造りにおいては造り手泣かせ。しかし、地元に根ざすため、扱いが難しい水で酒造りに挑んでいます。一昨年より新たに手掛けた「月山 スパークリング クラウド」は、瓶内二次発酵によるキメの細かな泡や優しく爽快な風味が印象的。シャンパンとチョコレートがよく合うように、こちらもトリュフなど上品なチョコレートとぴったり。
日本では古来より、神事の最後に御神酒をいただく習慣があり、お酒は人と神様を結ぶコミュニケーションツールでもあります。出雲大社と同県で醸す日本酒ですので、良いご縁に想いを馳せて贈ってみては?

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真澄 真朱

近代酒質確立の礎を語るうえで欠かせない「協会7号酵母(通称:真澄酵母)」発祥の宮坂醸造。2019年には原点に立ち返り、すべての製品を7号酵母仕込みへ転換することを決意しました。大きな改革の第一弾として登場したのが「真朱 AKA」「漆黒  KURO」「白妙 SHIRO」「茅色 KAYA」というフラッグシップライン。日本の伝統色から命名し、日本酒が生まれる景色や味を想起させてくれます。いずれも魅力的ですが、バレンタインにちなみチョコレートブラウンのボトルに上品な赤を合わせた「山廃純米吟醸 真朱 AKA」をぜひ。その色のごとく乳製品を想わせるほのかな香りが漂い、華やかでいて落ち着いた旨味の層に重なります。フルーツやハーブを使ったチョコレートを合わせれば、より香りと風味を引き立て合うでしょう。

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二兎 純米大吟醸 備前雄町48

地域縁の「徳川家康」や「三河武士」で親しまれていた丸石醸造。2015年に「二兎」をリリースすると、すぐさま全国的に人気を得る銘柄へと飛躍を遂げました。「二兎追うものしか二兎を得ず」をコンセプトに、味と香、酸と旨、重と軽、甘と辛、シンプルさと複雑味など、相反する2つの要素を同時に追い求め、最高のバランスとなることを目指して設計されています。赤い兎が向き合う愛らしいラベルは、備前雄町を48%まで磨き上げた純米大吟醸です。グラスに注ぐとチェリーを思わせる愛嬌たっぷりの香りが広がり、時間の経過と共に温度が上がり空気と触れ合うことでまろやかに変化。ゆっくりと会話を楽しみつつ過ごすバレンタインディナーにどうぞ。チョコレートを使ったデザートとも引き立て合います。

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shirakiku  BLACK LABEL vibrant 純米無濾過生原酒

京都府最北部、日本海に面した京丹後市にある小さな酒蔵ですが、その酒造りは実に画期的。地元丹後産の上質なコシヒカリを主軸に、ササニシキやミルキークイーンなど全量食用米で酒造りを行っています。よく耳にする山田錦や雄町といった酒造好適米は一切使用していません。さらに、一般的な日本酒は、黄麹を使用しますが、黒麹や酵母のブレンドにも挑戦。新しさを宿しながら、奇をてらわず、スッと舌に馴染む仕上がりです。「BLACK LABEL vibrant」は、カスタードのようななめらかさに、ラフランスやマスカット系の香りが重なり、まるで洋菓子のよう。クリーミーなミルクチョコレートにも寄り添います。
日本酒好きな方へも、日本酒を飲み慣れていない方へも、新たな発見をプレゼントできるのではないでしょうか。

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仙禽
オーガニック・ナチュール

その土地ならではの個性に委ねる「ドメーヌ」という考えに基づき、独自の感性が伝わる日本酒を世に送り出しています。日本酒の原点に回帰する「仙禽 オーガニック・ナチュール」は、有機農法による「亀ノ尾」を90%精米で醸した意欲作。酵母無添加(蔵付き酵母)、生酛酒母、木桶仕込み、古代米使用、低精白であるという、古代の製法が用いられています。凛とした酸味と輪郭ある旨味が印象的。ラベルにも使われている蔵のシンボルは、仙界に棲む「鶴」を表現しているそう。愛情の赤。伝統の白。革新の黒。そのすべてが響きあうとき、ほかにはない唯一無二が生まれるという想いが込められています。日頃、ヴァンナチュールやクラフトビールを愛飲する方にも喜ばれるでしょう。ビーントゥバーのチョコレートと一緒に贈るのも素敵です。

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南部美人 純米大吟醸 愛山

醤油蔵だった技術を活かし、明治35年(1902年)創業。「綺麗で美しいお酒を造りたい」という思いと、蔵がある二戸は古くから南部の国と呼ばれていたことから「南部美人」と命名されました。海外輸出の先駆者であり、世界およそ40ヶ国で「サザンビューティー」として愛され、「ヴィーガン(Vegan)」や、ユダヤ教の協議に厳格に従った安全な食品である「コーシャ(kosher)」の認定を取得するなど、日本酒における新たな価値にも注力。「南部美人 純米大吟醸 愛山」も「コーシャ」の認定を受けています。優雅な吟醸香が長く続き、希少な酒造好適米「愛山」らしい旨味と甘味を存分にご堪能いただけます。口にするものにこだわりのある方にも自信をもって贈りたくなる1本です。オーガニックチョコレートとセットにしてぜひ。

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富久長 LEGACY 0

瀬戸内海に面した広島県安芸津町に蔵を構える今田酒造本店。女性杜氏として活躍する今田美穂さんは、海外からも注目を集めています。「富久長 LEGACY 0」は、先代杜氏である保広清孝さんが遺した大吟醸出品酒を活かすために辿り着いた貴醸酒。1990年に醸造され、原酒のまま瓶詰めされて冷蔵庫で眠っていた雫酒を、仕込み水の一部として仕込むことに。ヴィンテージの凝縮感を引き出しながら、富久長らしい澄んだ味わいに仕上がりました。とろけるような舌触りと柔らかな甘さは、バレンタインギフトにぴったり。ラベルには1980年頃に広島の歴清社にて作られた銀箔紙を使い、1本1本異なる趣があります。シリアルナンバーとサイン入りなので、特別感がグッと増すのも嬉しいところ。特別感溢れるチョコレートと共に贈りたくなります。

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大七 螺鈿

宝暦2年(1752年)の創業以来、伝統的な醸造法である「生酛造り」一筋に醸し続け、全国随一の実績を誇ります。熟練を要する複雑な工程と通常の3倍もの時間がかかりますが、近代製法にはないしっとりと奥深い飲み心地を味わっていただけるでしょう。「大七 螺鈿」も大七酒造が誇る生酛造りの純米吟醸酒で、2011醸造年度産のお酒をじっくりと低温熟成させました。芳醇で艶やかな味わいは、飲み応えも充分。ハイカカオのビターチョコレートと味わえば、また違った表情をみせてくれるでしょう。瑠璃色のオリジナルボトルに蝶をかたどった螺鈿(らでん)のように美しいラベルを配していますので、受け取った時のインパクトもあり、テーブルに置いても存在感を放ちます。専用のクリアカートンに入った500mlのスリムなボトルは、手渡しするプレゼントにも最適です。

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雁木 純米大吟醸 鶺鴒

蔵が位置するのは、瀬戸内海に注ぎ込む清流錦川の河口近く。「雁木」とは船着き場の階段のある桟橋のことをいい、新しい船出の意が込められています。5代目蔵元が担う現在、全量純米酒に特化し「雁木」は、国内外で愛されるブランドへと成長しました。その最高峰であるこちらは、優雅な香味で満たされた後に続く一筋の余韻の心地よさを、蔵の前を流れる錦川の水面すれすれを一直線に滑るように翔ける鶺鴒(せきれい)になぞらえました。鶺鴒は、古来より「恋教え鳥(こいおしえどり)」という別名があるとか。日本の伝統文化によって醸される日本酒ならではのこんな選び方も時にはいかがでしょうか。立派な桐箱入りですので、贈り物としても特別感この上ありません。ナッツ入りのチョコレートと味わえば、芳ばしい香りが吟醸香と重なります。

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まとめ

今回は、バレンタインにぴったりな日本酒をご紹介してまいりました。愛を伝えるのはもちろん、日頃の感謝を形にするにも最適な機会。日本酒というと720mlが主流ですので、出先で渡すには荷物になるとの配慮から控えることもあるかもしれません。ですが、なかなか以前のように会えない情勢下では、ご自宅に送り届けるには最適なアイテム。対になるような2本をセットにするのも素敵です。外食もままならず家での食事が増える中で、1本の日本酒がテーブルに花を添え、会話も弾むことでしょう。今年のバレンタインは、蔵人が想いを込めて醸した日本酒をぜひ。

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